タイムマシーンはもっているか?
タイムマシーンはもっているか?私はもっていない。子供のころ、どうすれば大金を稼げるか、真剣に考えたものだ。映画バック・トゥー・ザ・フューチャー2では、主人公マーフィーのライバル「ビフ」が、タイムマシーンで過去にもどり、未来の株式年鑑をみて荒稼ぎをする、というシーンがあったように記憶しているが、寡聞にして、タイムマシーンが開発されたという話はいまだかつて、聞いたことがない。なので、上記のやり方は今のところ使えそうにない。
ところで、人によっていろんな投資方法があると思う。私のかつてのメイン戦略で、勝率ではおよそ90%以上、という方法があった。エントリーをしてから、ポジションを保有する期間はおよそ1週間~1月、早ければ数日中に手じまいをするのだが、年に何度もそういった取引の場面があったために、税引き前の年利はおそらく40%~を超えており、それを10年近く福利で積み重ねたため、かなり儲かった。
ところが、そんな高勝率でも、保有資金の50%をそのトレードアイデアにつぎ込む、ということはしなかった。ここを厚くはらずにどこをはるのか?と思えるような場面もあったが、どんなに頑張っても資金の30%程度だったのではないか。本来なら、もっと厳格なマネーマネジメントがあり、このあたりはラルフ・ビンズや、ラリー・ウィリアムズ、バン・K・タープ博士の著書などに、いろいろと記載されているので、興味のある人は読んでみるのもよいだろう。
なぜ、そんな高勝率でも資金の3割程度しか割り振らなかったのか?という疑問があると思われるが、一口でいえば、「未来はわからない」からである。90%の確率で勝てたとしても、タイムマシーンがない以上、負けの目をひく10%がいつくるのかは、わからない。手っ取り早く、一回のトレード資金を大きくすれば、勝った時には大儲けできるが、そうならない可能性も同様にあることを忘れてはいけない。このときに、全資金を張るようなことをしていたら、遠くない将来、いつか、口から泡をふくことになる。上記の私の戦略でも、負けるときは大きく負けた。一か月に200万円近くがなくなるのは、やはり気持ちの良いものではない。これを読んでいる人のトレードアイデアに、勝率90%以上で、勝ち負けの金額がそれほど変わらない、という戦略をもっている人はいるだろうか?おそらくほとんどいないと思う。
・・・・ここまで言っても、あなたは、まだ逆転サヨナラホームランをうってやろう!という目をしている。
やはり、タイムマシーンの開発が急がれる。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。