株式・先物 副業相場師日記

鞘取りというもの

ここからはロングショート戦略の中でも、特に「鞘取り」の説明をしてみたい。イメージとしてはどちらも同じようなものだけれども、私の中では二つにはかなり違いがある。(あくまでも個人のイメージである。厳密にいえば、同じかもしれない。ただし、プロの鞘取り屋を経験し、現在も鞘取りで小銭を稼いでいる身としては、二つには大きな隔たりを感じている)

鞘取りとは、相関の強い二つの銘柄、あるいは商品先物取引なら一つの銘柄でも二つの限月に、売りと買い二つのポジションを同時に、同数量になるように建てる、というものである。

・・と、言葉だけをみると、ロングショートと一言でいってもよいのだが、それではうまく表現しきれていない感じがするんだよなあ・・。

現在、私が株式で行っているのは個別銘柄のロングショート戦略である。同時に同数量しかけることはない。

そして、それは鞘取りではない。

同数量ではないのだから当然ではあるが、決して鞘取りではない。

株式の個別銘柄でも、一時は鞘取りをしていたことがある。

そして、それは確実に鞘取りであったといえる。

しかし、逆日歩などがあり、やりづらかった。少しは儲かったし、今でもその組み合わせをやろうと思えばやれるのだが、面倒なわりに利益はすくないため、もうやらない。やはり鞘取りは商品先物取引がやりやすく、かつ儲かりやすい。

今は出来高もどんどん減ってしまっているので、難しくなってしまったが・・・。(←これが、私がプロ相場師から一線を退いた理由である)

とにかく、商品先物以外でも、225とTOPIXや、インデックスと個別、CFDなど、いろいろと組み合わせて鞘取りができないか、を調べてみるのも面白いのではないかと思う。(ただし、税制の問題があるので株式個別とCFDなどの組み合わせは難しい。興味のある人は一度調べてみてほしい)

いろいろと調べてみることで、どこに利益の源泉があるのかをみつけることができるかもしれない。

けっして、買い(ロング)だけにかたよっていては見えなかった新しいものがみえてくると思う。

なお、私は225とTOPIXの鞘取りをできないか、いろいろと調べてみたつもりだったが、(少なくとも私のやり方では)利益の源泉はみつからない、儲からない、ということが分かった。→エジソンではないが、儲からない、という方法が見えてきた、というわけだ。

何度も繰り返すが、あくまでも、私の話である。別の人のやり方だと、儲ける方法があるかもしれないから、調べる前からもうからない、と結論することは避けた方がよい。私がアルファをみつけることができなかったとしても、あなたなら見つけられる可能性があるかもしれない。

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