株式・先物 副業相場師日記

今日はモメンタム・逆モメ戦略、ブレイク、ON終日戦略、D2戦略、1/2戦略などが広く出来た。

手仕舞をしたものの中では、モメンタム、逆モメ戦略がうまくマーケットの動きを捉えて、昨日のマイナス分を取り返す形となった。

新しくポジションをとった銘柄では、BASEがよい感じ。

ただ、上がりすぎということで、システムは売りサインを出している。

この勢いで月曜日にも寄り付いてくれたらうれしいのだけれども。

D2戦略は足を引っ張ってしまった。

そして、、、、またオペレーションミスのため、サイン通りの売買はできなかった。

単純にサインに気が付かなった、ということで、自分の気持ちの問題で従えなかった、というミスではないのだけれども、

なんともやりきれない。

およそ500万円近いポジションの処理を間違っている。

ポジション量が500万円程度ということなら、損益の額としてはさらに小さくなるから、大したことはないと思うが、それにしても自分の抜け具合にちょっと嫌気がさしてしまう。

今回は、結果としてはミスをしたことによりプラスになってしまうだろうが、このミスでプラスになる、ということは長期的にみれば決してよいことではない。

利益には良い利益と悪い利益があり、損失には良い損失と悪い損失がある。

悪い利益を得たり、悪い損失をすると、トレーダーにとっては、その時は良くても、長期的には悪い結果をもたらす。

行動分析というものがある。

望ましくない行動をやめさせるためにはどうすればよいのか?

望ましい行動をさせるようにするには、どうすればよいのか?

行動分析では、ある行動の直後にどういった反応があるのか、ということで、その行動が強化されたり、その行動が繰り返されなくなったりする、という考え方をする。

好子(ある行動の結果、直後に起こるプラスの結果)

嫌子(ある行動の結果、直後に起こるマイナスの結果)

出現(現れること)

消失(消えること)

という4つの組み合わせによって、

強化(行動がくりかえされるようになる)

弱化(行動がくりかえされないようになる)

という行動変容につながっていく、という考え方である。

たとえば、マーケットの値動きの、システムに従わないことで、たまたま利益がでたとすると、

システムに従わない、という行動に対して、

好子(利益)が出現(獲得)したため、このトレーダーにとっては、

「システムに従わない」という行動が強化(繰り返されるようになる)されるということだ。

そして、これはシステムトレーダーにとって甚だまずいことである。

そもそも、システムトレーダーにとっての利益の源泉とは、マーケットにおいて、ある特性にベットすることで、ランダムにトレードすることでは得られない、超過リターンを手に入れる、ということだからである。

これすなわち、統計的優位性に賭ける、ということであり、その時々の感覚で、統計的にプラスになる場面でしかけたり、マイナスになる場面(あるいは、プラスになるかわからないあやふやな場面)で仕掛ける、ということでは、プラスのリターンを得られるかどうかは、それこそ運に頼るということになる。

これでは、ランダムに仕掛けるのと何も変わらない。システムトレードをする意味はなく、そもそも、利殖のためにトレードをする、ということであれば、何もしない方がよいのでは?とさえ思える。(利殖のため以外にトレードする人が果たしているのだろうか?射幸心をあおりたいということなら、パチンコや競艇の方がはるかにマシでショー要素も強く、エンタメとして完成度が高い気がする)

今回のミスは悪い利益に該当するだろう。

私の場合は単純なオペレーションミスのため、精神的に従えずにルールを破る、などといったケースとは違うが、もしもシステムのサインに従えない、というときには、自分の損益が「システムを守らない」という行動を強化させていないか、一度振り返ってみるとよいかもしれない。

システムに従えなくなるその他の例として、

システムトレードのサインに従ってトレードをしていた。うまく利益がのってきたのだが、サイン通りに利食いを遅らせていたところ、マーケットがズルズルと下がってきた。利食いのサインを出たころには、すっかり利益がなくなってしまっていた、というケースなども考えられるだろう。

→ 利益(好子)がどんどん減って(消失)いったので、次からはシステムのサインに従えなくなる(弱化)、といった具合だ。(裁量で利食いを速めてしまうなど)

好子消失、および嫌子出現は 弱化。

好子出現、および嫌子消失は 強化。

という具合である。

さて、本日もモメンタム戦略でポジションを多めにとった。

週末の材料は誰もわからない。

統計的に、利益になる可能性が高いだけである。

そして、それだけで十分、いや十二分なのである。

引け時点でのポジション量 2850万円程

本日の評価損益 マイナス3.5万円程

本日の実現損益 プラス8.5万円程。

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